テレビを前に正座して映像を待つ国民。王位を極めた邦衛に、妥協はない。今年も邦衛は魅せてくれた。時を告げるよりも早く動き、見る者を強烈に魅了する。他を圧倒する自信にこの躍動。自分を思うがままに主張する邦衛に、視聴者は明日の夢を見たことだろう。
CMに絶対はないとよく言われます。有名タレントを起用したからといって、それがヒットCMになるかといえばそうでもない。私はこれまで契約金何億円と交わしたタレントCMが、ことごとく馬群に散っていく姿を何度となく見てきました。しかし邦衛クンの場合、次元が違いすぎましたね。もう国内に敵はいないといっていいでしょう。海外で放送しても、十分通用すると思います。ボンド・ガールやマイケル・ジョーダンを相手にどんな勝負を展開するか? 当然勝ち負けでしょう。考えるだけでもワクワクします。
大ノ川慶次郎(おおのかわ けいじろう)
卓越したCM眼を持つ神様。これまでCMオチ予想パーフェクトを幾度となく達成してきた。前半・中盤・上がり3ハロンの「展開」理論で、難解なCMをズバリ読み解く。
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8/28…宮沢首相10兆円の景気対策
・欧州通貨危機
9/12…毛利さん宇宙へ
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11/26…皇民党ほめ殺しで竹下元首相証人喚問
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ひとりひとりにやさしい 田中邦衛研究所The Kuniken Contents, since 2002-2008