田中邦衛研究所

サラブレッドインフォメーション

1996年1月~3月までの記録

主な出来事

村山首相退陣(1月5日)・岡本太郎死亡(1月7日)・橋本内閣発足(1月7日)・横山やすし死亡(1月21日)・北海道豊浜トンネルで岩盤崩落、バス下敷き(2月10日)・ポケベル中傷で兵庫県立高校生が同級生を殺害(2月12日)・羽生善治が史上初七冠達成(2月14日)・菅直人厚相謝罪、薬害エイズ事件(2月16日)・木津信用組合を背任で捜査(3月13日)・薬害エイズ裁判でミドリ十字が責任認める(3月16日)・オウム事件、TBSがビデオテープ問題で自供(3月25日)

第45回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)―1996/1/5

ひとりひとりの想いを新春に語る。

その名を中山金杯と記して始まる1996年。
笑顔いっぱいのうれしさと出会えることを願いたい。
新春に語る、ひとりひとりの想いに栄光あれ。

前年までは東西各「日刊スポーツ賞金杯」「スポーツニッポン賞金杯」のレース名でした。(大坪元)

第30回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)―1996/1/14

晴れやかに祝う成人の門出。

五冠馬のメモリアルは、4歳の栄光へ向かう成人式。
晴れやかに門出を祝おう、君の勝利に春は実感される。

「~に春は実感される」の言葉の響きがとても良い感じに聞こえますね。(大坪元)

第37回アメリカジョッキークラブカップ(GII)―1996/1/21

時代を先導する実力の証明。

勝負の厳しさを知り尽くした、歴戦の勇者たちが始動する。
それぞれの戦績には、風格さえ漂い、威厳さえ輝いている。
より大きな栄光へ、さらなる実力を証明し、時代を先導するがいい。

2行目がいいですね。(大坪元)

第31回デイリー杯クイーンカップ(GIII)―1996/1/28

想い咲かせて、春よ恋。

やがて訪れる桜吹雪の季節に、誰よりも輝いている自分を夢見て、
可憐なつぼみに彩る春の恋。クイーンで始まる明け4歳の晴舞台。

言うまでもなく、「春よ来い」「牝馬」「勝ちたい気持ち=恋}などが掛け合わせられてます。なかなかできる芸当ではないですよ。(大坪元)

第46回東京新聞杯(GIII)―1996/2/4

速さを極めて、早春に刻む物語。

類い稀なる速さに磨きをかけて、名マイラーへの道を極めていく。
その迅速思考を記したスピード・ストーリーの巻頭が飾られる。
早春の府中に刻む物語に、新たな1ページが生まれる。

私は、毎週週刊誌の巻頭カラーが楽しみでした。(大坪元)

第30回共同通信杯4歳ステークス(GIII)―1996/2/11

自信に満ちた決意を届けたい。

栄光の舞台の感触を確かめるように、4歳優駿が風を駆る。
新世代を担い、感触の物語を築きあげるがいい。
自信に満ちた決意は、遥かなる英雄へと届くことだろう。

くじけてはダメ。あなたも、もっと自信を持ちましょう。(大坪元)

第110回目黒記念(GII)―1996/2/19

いにしえの物語を紐解く勇ましき蹄音。

伝統ある一戦に、歴戦の古馬たちが実力をぶつけ合う。
長い道のりに勇ましく響く蹄音に、いにしえの物語が紐解かれる。

歴史から学ぶことは多いのです。たまには中国の古文にでも触れてみては?(大坪元)

第14回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GIII)―1996/2/25

君こそ、春の印象派。

96年の中山の幕開けに、いち早く春を告げる印象派がいる。
個性あふれる淑女の物語は、輝かしい喝采の瞬間へと続いていく。

好きな女性に、そう言って語り掛けたいタイトルですね。(大坪元)

第33回報知杯弥生賞(GII)―1996/3/3

憧れに自信で答える熱き新鋭。

憧れるべき歴代の王者たちが、若き駿馬に問いかける。
誰にも負けない情熱があるか、誰にも譲れぬ強脚があるか。
有り余る実力を、まさに今、証明してみせるがいい。

行間から、上の世代とそれを継承する世代が見えるのが良いですね。(大坪元)

第70回中山記念(GII)―1996/3/10

技を磨き、心を鍛え、風格を纏え。

厳しい戦いを勝ち抜いてきた実力に奢ることなく、
技を磨き、心を鍛え、より尊い風格を纏うがいい。
春の頂点を睨んだ快走に、より大きな栄光が確かなものになる。

常に、努力・努力・努力。それが大事です。(大坪元)

第44回日経賞(GII)―1996/3/17

春を制するものが時代を拓く。

歴史にその名を残し、人々の心の中にこの名を刻みたい。
時代を先導し、新たな道を切り拓くために、春を制する。
与えられた使命への挑戦は、過酷であるほど価値がある。

「人々の心の中にこの名を刻みたい」。誰もがそんな想いを抱いているはず。(大坪元)

第45回スプリングステークス(GII)―1996/3/24

想像を超える物語は始まっている。

皐月の冠に、次々に名乗りをあげる若者たち。
その力強い健脚に、未来の期待が高まる。
想像を超える物語は、もう始まっているのかも知れない。

どんな物語を見せてくれるのか、期待に胸が躍りますね。(大坪元)

第10回クリスタルカップ(GIII)―1996/3/31

我が道、ここに見つけたり。

天性の速さを、真の陽のあたる場所へと導くニューロード。
この春、一瞬に魅せる風の申し子たちが栄光の舞台に昇る。

妥協ではなく、アイデンティティの確立。覚悟ができた者にこそ、すばらしい道が切り開けるのです。・・・ちょっと抽象的な物言いだったかな。(大坪元)

著者

大坪元 雄(おおつぼげん いさお)

煽り解説でおなじみ。煽りニュース・煽りブックを経て、煽り評論家へ。あらゆる文章を、煽りの視点で分析する。「句読点が少し華奢に見える」など鋭いの着眼点は、キャリア40年が成せる業だろう。

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