田中邦衛研究所

サラブレッドインフォメーション

1997年10月~12月までの記録

主な出来事

長野新幹線高崎駅~長野駅間が開業(10月1日)・磐越自動車道が全線開通(10月1日)・金正日、朝鮮労働党総書記に就任(10月8日)・臓器移植法施行(10月16日)・サッカー日本代表、W杯初出場決定(11月16日)・北海道拓殖銀行破綻(11月17日)・山一證券破綻(11月22日)・地球温暖化防止京都会議で京都議定書採択(12月1日)・介護保険法公布(12月7日)・東京湾アクアライン開通(12月8日)

第48回毎日王冠(GII)―1997/10/5

野望の風、照準に狂いなし。

実力なき者に出番はない、府中の盾の舞台が見えてきた。
野望の風を駆る誇り高き俊英、その照準に狂いはない。

野望、とてもいい響きの言葉ですね。(大坪元)

第45回府中牝馬ステークス(GIII)―1997/10/12

磨きをかけて、秋を獲る。

一段と魅力をまして、牝馬の秋が大きく動き始めた。
着実に積み上げてきた美牝の歴史に、磨きをかける。
華麗なる道が広がりゆく今、意地をかけて秋を獲る。

人はがんばれば、どんどん磨きがかかって魅力的になっていきます。(大坪元)

第2回秋華賞(GI)―1997/10/19

彼女の輝きが世代の頂点になる。

感動のGIストーリーは、秋華の彩りに幕が開く。
美貌と強心は、まさに今、最も輝きに満ちた瞬間。
古都に一閃、世代の頂点を誇るのは彼女たちだ。

このころは、秋のG1は11連戦として行われていました。(大坪元)

第116回天皇賞(秋)(GI)―1997/10/26

強靭、完璧。だから英雄になれる。

どんな相手でも、どんな条件でも負けてはいけない。
強靭に、完璧に、勝利をつかむ者だけが英雄と呼ばれる。
この国の威信を誇る勲章、秋の盾の栄光へ挑め。

「どんな相手でも、どんな条件でも~」は同感です。私はディープインパクトには高松宮記念やフェブラリーS、マイルCから連闘でジャパンカップなどを使って欲しかった。(大坪元)

第58回菊花賞(GI)―1997/11/2

時代を象徴する菊が咲く。

誰もが認める真の4歳王者は現れるのか。
大いなる期待を背負い、淀の坂を越えて行け。
未来を託す秋一冠、時代を象徴する菊よ咲け。

「越えて行け」のメッセージが力強くて、私も励まされました。(大坪元)

第22回エリザベス女王杯(GI)―1997/11/9

蹄史に記したい美の結晶。

例えようのない心地よい響きを持つ女王の称号から、
名牝と呼ばれる一騎の輝かしい女性の旅立ちが始まる。
古都の秋を彩る美の結晶は、永遠の蹄史に記される。

1行目がとても◎です!(大坪元)

第14回マイルチャンピオンシップ(GI)―1997/11/16

歴代を圧倒する風に心奪われる。

マイルの王座を狙い澄ました精鋭の野望がぶつかり合う。
そして歴代さえ、圧倒するような一瞬に、未来を予感する風が吹く。
君の時代が来た、その速さに誰もが心を奪われる。

2行目から3行目にかけての入り。ぜひ、皆さんもまねしてください。(大坪元)

第17回ジャパンカップ(GI)―1997/11/23

世界に誇れる君の歴史がある。

能力の限界を超えて、ただ勝利を求め走るがいい。
その迫力に、時代は魅了され、敬意を表するだろう。
君の歴史に輝く栄光は、必ず世界に誇れるものとなる。

能力の限界を超えた姿に人は魅了されるのですね。(大坪元)

第49回阪神3歳牝馬ステークス(GI)―1997/11/30

夢へ走り出した妖精がいる。

大地の風が恋しくても、振り返らず夢へと走り出せ。
冬空の瞬きに、憧れのすべてを祈り捧げるがいい。
美しき世代の決心が、君を可憐に輝く妖精に変える。

生まれ故郷を離れ、大人へと成長していく。まさにそんな瞬間と言えるでしょう。(大坪元)

第49回朝日杯3歳ステークス(GI)―1997/12/7

時代を変える世代を確信する。

想像を超えた物語は、いつしか始まっていた。
少年の面影を残す勇姿に、英雄の風貌が映されている。
時代を変える世代、それは予感ではなく確信だ。

予感ではなく確信・・・。マルゼンスキーの再来、グラスワンダーが勝った年です。(大坪元)

第31回スプリンターズステークス(GI)―1997/12/14

時を告げるより速い1秒がある。

時を告げるよりも遥かに速く、目の前を通り過ぎていく。
その1秒の衝撃から、永遠の栄光が築かれていく。
1分7秒1に挑め、風を振り切る究極のスピード物語。

1秒の衝撃・・・。妻との関係も、ハッとした一瞬の衝撃から、永遠の愛が始まりました。(大坪元)

第42回有馬記念(GI)―1997/12/21

いつまでもあなたと走り続けたい。

栄光へ挑み駈け抜けた日々。その痛みも喜びも、
すべては最後の舞台に、輝く夢となればいい。
熱き想いは永遠に、いつまでもあなたと走り続けたい。

私はこの文章を読むたびに、知らずと目に涙が浮かんできます。すばらしい内容です。(大坪元)

著者

大坪元 雄(おおつぼげん いさお)

煽り解説でおなじみ。煽りニュース・煽りブックを経て、煽り評論家へ。あらゆる文章を、煽りの視点で分析する。「句読点が少し華奢に見える」など鋭いの着眼点は、キャリア40年が成せる業だろう。

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