田中邦衛研究所

サラブレッドインフォメーション

1998年1月~3月までの記録

主な出来事

郵便番号7桁化(2月2日)・長野オリンピック開幕(2月7日)・金大中、韓国大統領就任(2月25日)・ドイツで盗聴法成立(3月6日)・インドでヒンドゥー至上主義の人民党による連立政権成立(3月19日)・「脳死」を「人の死」と判断(3月31日)

第47回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)―1998/1/5

一緒に一年、神に囁く唯一の日。

ときめきの予感を乗せて、心の冒険旅行が始まる。自らの推理に祈りを込める初春恒例の願掛け行事。
はじめの一頭、今年もよき一年でありますように。

年の初め、みんなの願いを表現した文章と言えるでしょう。(大坪元)

第38回京成杯(GIII)―1998/1/11

寒風に聴く、若草色の想い。

寒風を切り裂いていく、若き4歳の駿馬たち。
栄光への王道に乗り、遠き春へ一途に向かえ。
若草色に輝く大望が、自信とともに聴こえてくる。

春が遠く感じる冬。でも、サクラのつぼみは、もうすぐそこまで来ているのです。1年って、ほんと過ぎるのが早いですね。(大坪元)

第32回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)―1998/1/18

新星が美しく挑む春序章。

新たな時代の栄光を目指す新星たちよ、
永遠なる英雄の威光を心で感じるがいい。
春序章、過酷な王道に挑むことの美しさを知る。

心で感じる・・・。みなさんは、心で何かを感じていますか?(大坪元)

第39回アメリカジョッキークラブカップ(GII)―1998/1/25

実力者には屈強なる信念がある。

GIの覇者にも負けない英雄が制してきた勲章がある。
それは、常に新たな栄光を目指す実力者に似合う。
屈強なる信念を貫け、今年の主役の座を射止めるのは君だ。

屈強なる信念こそが、夢を実現させる必要不可欠のものなのです。(大坪元)

第15回フェブラリーステークス(GI)―1998/2/1

その砂塵の中に栄光の軌跡がある。

寒中のかたくなな砂に刻まれた一直線の蹄跡が語る栄光の物語。
砂塵に霞む真摯なるつわものの群れが、一陣の風と化していく。
大地と共に育まれてきた砂の軌跡が歴史となって輝きを増す。

「大地を揺るがすエンターテイメント」。この言葉もぜひ覚えておきましょう。(大坪元)

第48回東京新聞杯(GIII)―1998/2/8

実力を証明して挑む地位がある。

天性の素質が、歴戦の経験が、試される舞台がある。
府中の直線を制することは、確かな実力の証明だ。
最も強くて速い地位へ、今年は君が挑むことにになる。

最後の文章。「今年は君が挑むことになる」は、読む者へ力を与える一文ですね。(大坪元)

第32回共同通信杯4歳ステークス―1998/2/15

成就へ、剛脚に宿る魂がうなる。

期待の大きさゆえに、未だ成就への道程は険しく長い。
我、ここにあることを、いま高らかに知らしめる日が来た。
永遠の血を受け継いだ剛脚には、大望への魂が宿っている。

努力、努力、努力。努力こそが、成就への第一歩なのです。(大坪元)

第33回デイリー杯クイーンカップ(GIII)―1998/2/22

春も目覚める新世代の美しさ。

瑞々しい若さから生まれる美しさがある。
心も体も鍛え抜かれた新しい世代の女神。
君のまぶしさに春も目を覚ますに違いない。

私も目を覚ましてしまいました。(大坪元)

第16回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GIII)―1998/3/2

君の微笑みには誇りがある。

自分の可能性を切り拓き、栄光の舞台を自由に躍る。
美しさに強さを映し、鮮やかな走りを輝やかせる。
ひと春ごとに魅力を増す、君の微笑みには誇りがある。

「微笑み」と「誇り」。なかなか絶妙なクロスですね。(大坪元)

第35回報知杯弥生賞(GII)―1998/3/8

時代を築く勝利の意義がある。

歴史を彩る4歳の英雄が駈け抜けた弥生の戦。
その勝利には新たな時代を築く意義がある。
春頂点へ、ここから一気に突き抜けて行け。

スペシャルウィーク、セイウンスカイ、キングヘイロー。この年のクラシック戦線は、3強に魅せられました。(大坪元)

第72回中山記念(GII)―1998/3/15

伝統を継承する自信家がいる。

僅かな過ちも許されぬ、歴戦の勇者による挌闘。
譲れない想いの強さが、勝負の雌雄を決する。
伝統を継承できるのは、類まれな自信家だけだ。

うわ〜。最後の「伝統を継承できるのは・・・」は、感動すら覚える文章ですね。(大坪元)

第47回フジテレビ賞スプリングステークス(GII)―1998/3/22

世代先導、約束の道を行く。

実力で世代を先導し、存在感を示す絶好の時が来た。
間近に迫った憧れの春、その感触を確かめ、
輝きに満ちた風と共に、約束の道を行くがいい。

約束の道。あなたにも、きっと続いていることでしょう。(大坪元)

第46回日経賞(GII)―1998/3/29

天に誓い、地に駈ける、春への想い。

幾千の同朋たちと共に描いてきた、見果てぬ夢への道のり。
天に誓ったその心のままに地を駈け、追い求めた盾への憧憬。
大いなる春への想いをかなえるべく、いま君はここに立つ。

大いなる春は、天皇賞(春)の意も込められています。(大坪元)

著者

大坪元 雄(おおつぼげん いさお)

煽り解説でおなじみ。煽りニュース・煽りブックを経て、煽り評論家へ。あらゆる文章を、煽りの視点で分析する。「句読点が少し華奢に見える」など鋭いの着眼点は、キャリア40年が成せる業だろう。

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