邦衛漢方シリーズ
1989年末〜1995年放送
「食べる前に飲む」という名言と共に一気にスターダムにのし上がる。1989年から90年前半を振り返ればまさに大変動の年だった。1989年はじめに昭和天皇が崩御。時代は平成となり、この年の11月にはベルリンの壁が取り壊される。日本の平均株価が3万円台を突破。まさにバブル全盛期だったが、1990年に入り円・株・債権のトリプル安に。バブルは崩壊。社会主義国・ソ連が消滅したのも90年代前半の事であった。CMは時代を合わせ鏡だという。だとするならば邦衛漢方シリーズは、大変革の中から次なる価値観を求めていた当時の世界を色濃く反映したCMだと言えよう。邦衛の動きはまさに、明日を夢見た、そして今も夢見る日本人の希望そのものである。

 
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CM界を震撼させたファーストインパクト!

   
 
【展開】
邦衛ファーストインパクト→たくさんの人→
踊りながら唄→怒濤の踊り→
商品説明→フィニッシュ!
   
   
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CM評論家・大川の目

まさに衝撃でしたねぇ。もうこれは馬なりで他馬を5馬身、いや10馬身はちぎってます。邦衛くんの血統に漢方CMのイメージがうまくインブリードして、爆発的なCMを生み出したといっていいでしょう。次のCMが楽しみです。 
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【1989年の出来事】
1/7…天皇崩御、昭和から平成へ
・一杯のかけそばブーム
1/20…米大統領にジョージ・ブッシュ就任
1/23…ダリ死亡
・リクルート事件で辞任&逮捕議員続出
2/9…手塚治虫死亡
2/11…「今田勇子」名で犯行声明
3/30…女子高校生コンクリート詰め殺人事件
・竹下内閣支持率9%
4/1…消費税3%開始
4/11…川崎市の竹藪で2億円
・天安門事件
・東欧の激動
5/15…朝日新聞サンゴ礁事件発覚
・宇野内閣発足→女性スキャンダル→辞任
6/3…ホメイニ死亡
6/24…美空ひばり死亡
7/24…スポーツ平和党
8/2…東証株3万5000円突破
8/10…宮崎勤少女殺しを自供
9/7…東京・神奈川の地価下落
10/14…田中角栄引退表明
10/17…サンフランシスコ大地震
11/4…東ベルリンで100万人デモ
11/6…松田優作死亡
・プラハの春
・坂本弁護士一家失踪事件
12/20…米軍パナマ侵攻
・ベルリンの壁崩壊
12/29…東証株3万8915円の最高値

【文化】
CM「24時間戦えますか」、アカデミー賞「レインマン」、使い捨てカメラ「写るんです」人気、横浜ベイブリッジ開通、少年ジャンプ600万部突破


ブッチホンでお馴染み、のちの総理大臣


中国天安門前、一人の男性が戦車の前に立ちはだかる

総裁選挙で大敗した自民党、CM後に映し出された橋龍は「ちっくしょ〜」とつぶやく


雄叫びと共にベルリンの壁が崩されていく
 
 
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