■10月27日更新
Mac Fan
2003.
10月号
インダス文明、エジプト文明、メソポタミア文明、中国文明…。雄大なる地球上の大地に築き上げられた文明が、今なお世界各地に残されている。そしてここ黄金の国・ジパングにも、我々を魅了してやまない文明があった。そう。日本を発祥の地とする、邦衛文明がそれである。現代の日本は、高度な印刷技術と共に多くの出版物が発行されている。このコンテンツでは、山積みされた書物の中から貴重な邦衛資料を発掘し、再現する。
 
     
 

僕には俳優しかできませんからね。
細々とやっていきますよ、これからも。

−−お疲れ様でした。『Mac Fan』は、Macintoshiというコンピュータの情報誌でして…。
僕ね、申し訳ないんですけど、コンピュータ何にもわかんないんだよ。今回の映画のシーンでは使いましたけど、これまで使ったこともなかったし、もうめちゃくちゃでね(笑)。
−−そうですか。でも、ご家族や周りの方はインターネットなんかやられるんじゃないですか?
インターネット…、そんな名前は聞いたことありますけどね…、わかりません。娘たちはやってるんじゃないかと思いますけど、そんな話なんかしたことありませんね。
−−でも例えば、デジタルカメラで写真を撮っておけばパソコンに入れておいたりできるんですよ。この週末にもご旅行に行かれたと伺いましたが。
ええ。ちょっと旅行したかったんで、別府から湯布院、それから金沢に行きました。写真は撮りましたけと、普通のカメラです。写真屋にフィルム持って行って…。でもこのあいだ、友達の家に行って、その時に撮った写真を帰る時にくださるからぴっくりしましたね。
−−そうですか。ご興味はおありですか?
あんまり…ですね。僕は携帯電話も使わないんですよ。まったくそういうのだめなんだよね。ごめんなさいね、話になんないね(笑)。
−−いえいえ。では、映画のお話を伺いますね。9月13日より公開の「福耳」は宮藤官九郎さんとの共演が話題なっていますが。
彼がシナリオライターとして、第一線で活躍されている方だっていうことは知っていました。最初に彼に会ったのは、日本アカデミー賞の会場だったんですけと、映画「GO」を書いたのはこんな若い人かとぴっくりしましたね。
−−息のぴったりな演技が印象的でしたね。
僕はああしよう、こうしよう、こう表現表規したほうがいいかなと考えるんですが、彼はいろいろ考えているとは思いますが、ごく自然で、力が抜けた演技をする方ですね。そこが素敵だなと思います。
−−この映画、観る人にどういうことを感じてほしいですか?
この映画は、僕が幽霊として宮藤君に取り憑くという不思議な世界を描いています。人間いろんな生き方があるけれども、風こ吹かれて自然に生きていくのが一番だという、人間の自然な形を感じてくださればと思いますけど。
−−完成した作品はもうご覧になりましたか?
僕、まだ観てないんですよ。出演した映画は試写会には行かずに、必す映画館で一般のお客様と観るんです。なんか変なこだわりがあって。
−−俳優としてのこだわりなんですね。
これしかできないですからね。家へ帰ると家内が番頭として、いろいろ、ああしろ、こうしろと言いますから、それに従って「はい!」って言ってやってますよ(笑)。脇役でずーっとやってきましたから、これからも細々とやっていきますよ。
−−今後も活躍を期待しております。今日は本当にありがとうございました。

 
   
 
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