第17回・NHKマイルC
（2004.5.9、東京）

■１枠
　コスモサンビーム（四位）
　トラッドスキーム（江田照）
■２枠
　ダイシンチャンス（太宰）
　ナイストップボーイ（岡部）
■３枠
　シーキングザダイヤ（武豊）
　メイショウボーラー（福永）
■４枠
　アポインテッドデイ（柴田善）
　ダイワバンディット（北村宏）
■５枠
　タイキバカラ（蛯名）
　ビッグファルコン（吉田豊）
■６枠
　ロードインザスカイ（後藤）
　シゲルドントイケ（赤木）
■７枠
　キングカメハメハ（安藤）
　ハートランドカフェ（武幸）
　エイシンマルカム（渡辺）
■８枠
　ムーンシャイン（オリヴァー）
　ローランジェネルー（田中勝）
　フリーダムホーク（横山典）

人気上位（単勝オッズ）
キングカメハメハ（3.0）
シーキングザダイヤ（4.2）
メイショウボーラー（5.9）
コスモサンビーム（8.0）
タイキバカラ（10.7）
−−−−前日発売
sound:PUFFY
（渚にまつわるエトセトラ）
 

その衝撃は世界に誇れる90秒。
我が道を極め、3歳マイルの頂点に集う若き実力者。
この春の90秒こそ、世界に誇れる壮絶な戦いだ。
強いのか、凄いのか、9代目も衝撃と共に君臨する。
  　結果
  ズバリ10暴大的中！
  　１・キングカメハメハ（1人10暴）
　２・コスモサンビーム（4人）
　３・メイショウボーラー（3人）
　４・ダイワバンディット（12人）
　５・ビッグファルコン（16人）
　６・シゲルドントイケ（11人）
　７・シーキングザダイヤ（2人）
　８・ムーンシャイン（9人）
　９・フリーダムホーク（10人）
１０・アポインテッドデイ（7人）
１１・タイキバカラ（5人）
１２・ローランジェネルー（14人）
１３・エイシンマルカム（13人）
１４・ナイストップボーイ（6人）
１５・ハートランドカフェ（8人）
１６・ロードインザスカイ（17人）
１７・トラッドスキーム（15人）
１８・ダイシンチャンス（18人） 		1:32.5
５馬身
１ 3/4馬身
１／２馬身
２馬身
クビ
クビ
クビ
ハナ
アタマ
１ 1/4馬身
１馬身
３／４馬身
２馬身
１ 3/4馬身
ハナ
クビ
アタマ

 過去5年



2003　ウインクリューガー



2002　テレグノシス



2001　クロフネ



2000　イーグルカフェ



1999　シンボリインディ


「ＮＨＫマイルカップ観戦記」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　大西直弘のダービーから競馬を始めて８年、１､２着だけでなく出走全馬そして天候まで完璧に把握して馬券を的中させたのは初めてでした。私の予想のベースは血統……大学院時代に勉強した遺伝子学からスタミナは母系から１００％伝わり、父系からは外形的性質すなわち器用さや毛色、馬場適性しか伝わらないことに確信を持っていました。スタミナ型の欧州血統を持つ母系に、日本の小回り馬場にあう北米型血統を併せ持つ馬……それは母父ラストタイクーンだけでなく５代血統表の母系に重なる欧州型種牡馬に父キングマンボ、キングカメハメハしかいないと考えました。そして、次点は父こそザグレブなものの母父レインボウクエストであるコスモサンビームでした。
　当日起きてrainy　day。雨が降ればよりスタミナが必要となるだけでなく、父キングマンボに適する。「もっと降れ、もっと降れ」祈りながら向かった府中競馬場、おあつらえ向きにメインを迎えるまでにはダートのマイル戦でレコードが出るまで馬場は悪化していました。
　メインレースまで、何度も１８頭を頭の中で走らせてみる……ハナに立つメイショウポーラー、かかっていくタイキバカラ……ハイペースになりさらにスタミナが必要となる展開……直線大外からまくるキングカメハメハ、経済コースをついて抜け出すコスモサンビーム……何度夢想してもそうなるのです。
　スタートが切られました。もう見てられません。とにかくハイペースを祈って、半マイルまで目をつぶって祈っていました。半マイル通過、私の目視の推定では約４５〜４６秒……もういてもたってもいられません……またしゃがみこんで祈ってしまいました。そして、直線歓声が大きくなり、目の前(残り３００m地点)をものすごい勢いで駆け抜けていくキングカメハメハ……その瞬間駈け出していました。拳を突き上げ、直径１０mのウイニングラン！！キングカメハがゴールした時点で視認したものは夢想通り最内から抜け出してきたコスモサンビームでした。その場にいたＪＲＡの職員に握手をして、雄叫びをあげながら再度ウイニングランをしてしまいました。一緒に行った彼女ははっきりいって引いてました（苦笑）。
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  　レース前の展望  
   


　栗村の予想

　「母は重いもうが良い」は我々の中では常識である。詳しくは、吉沢譲治著『競馬の血統学２母の力』を読んでもいいし、過去のＧ１馬を検索しても良い。母父が軽くてもボトムライン（５代血統表の一番下の馬名）には脈々としたスタミナが入ってるはずだ。重い欧州血統に軽くて器用な米系を父にかけあわせることで日本向きの配合となる。基本だ。いくら、シーキングザダイヤが切れてもメイショウボーラーが早くても所詮軽いのよ。タイキバカラ（引っ掛かる）、メイショウが引っ張る流れは確実にキングカメハメハにはまる。母系に連なった欧州血統、父キングマンボ、エルコンドルパサー以上の活躍を期待して自信の単勝勝負。ここを勝ってさあ東京優駿へ。


　栗村の点数

キングカメハメハに10暴れん坊！


　栗村のコメント

−−野菜、野菜。
栗村　ニク、ニク。
−−野菜。
栗村　固い、固い。
−−荒れ、荒れ。
栗村　固い。
−−皐月１０番人気、天春３連複２１万。２回続けて大荒れ。ということは……。
栗村　荒れ。荒れ。
−−固い……。
栗村　お客様は神様。さすがにＪＲＡも３週続けて人気を裏切るようなことはせんだろ。この強さで単勝５倍ならオイシすぎる。
−−しかし、それでも一発１００万円。ミラクル馬券を夢見る者としたら、２度あることは３度を狙いたくなるのが心情。
栗村　再度、万収の分厚いステーキを狙うってか。
−−メイクミラクルッス！　別室ＶＩＰルームで払い戻しするッス！
栗村　キングカメハメハ！
−−アポインテッドデイ！
栗村　キングカメハメハ！
−−アポインテッドデイ！
栗村　キングカメハメハ！
−−アポインテッドデイ！
栗村　キングカメハメハ！
−−アポインテッドデイ！
栗村　キングカメハメハ！
−−先行馬総崩れで棚からぼた餅、ローランジェネルー！
栗村　んなわけねー！　ゲッツ！

  
           

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