江戸の鷹 御用部屋犯科帖』
(1979年、テレビ朝日系列)

時は江戸。悪政がはびこる田沼時代に、あらゆる権力に屈しない軍団がいた。「お鷹組」と呼ばれる彼らは、鷹を自由に操り悪を成敗する。邦衛は、その「お鷹組」の一人として、この作品に登場。(主演・三船敏郎、田中健
中谷一郎、田中邦衛、坂上二郎、結城しのぶ、ほか)
         
 

「待伏せ!千本槍同心」の巻

 悪人が子供を丸太で殺害。その現場を少女が目撃する。すぐさま少女は母親に目撃談を伝えるが、誰も信じてくれない。なぜなら少女は嘘つき名人だったからだ。少女は目安箱に現場の様子を絵にして投入。その後、御鷹組の前に行く。ちょうどそこに療養先へ向かう途中だった邦衛が登場。少女は、邦衛の後をつけることに。

 悪人は口封じのため少女殺害を計画していた。あらゆる手を尽くし少女を捜し求める。その時、少女はというと、邦衛と共に山道を歩いている途中であった。少女を追い帰そうとする邦衛。なぜ自分についてくるのか、少女は一切話そうとしないのだ。

 夜、邦衛は宿に泊まる。少女もまたコッソリ嘘をついて同じ宿に宿泊した。隣の部屋には少女を捜索中の悪人が。なのに邦衛は少女に「ちゃんとここにいろよ」と念を押し、外出する。行く先は女郎宿である。

 女とチュパチュパどっきゅーんを繰り広げる邦衛。べろべろ、こちょこちょ、ガッハッハ状態である。もはや興奮のるつぼと化した邦衛。ぐっひょっひょと脳みその分泌液が大量に放出されたその時、なんとそこに少女が登場した。少女を無視してチュパチュパを続けようとするが、相手の女は興ざめ。邦衛は女に蹴飛ばされ、いじけまくり少女を責め立てる。 翌朝、少女は涙とともに邦衛に事情を話す。邦衛の顔が変わった。キミの事はオレが守ると少女に約束する。

 山道を歩き帰宅途中、少女の居場所をつきとめた悪人衆が登場。待伏せしていた大ボスや、同じく少女の行方を追っていたほか御鷹組の面々まで姿を現し、いよいよクライマックスへ。
 激闘の末、三船が大ボスを倒し終幕。最後は、少女の嘘に騙された邦衛が、手に持っていた串差しおでんを食べられてしまうというオチがつく。


「黒い傷痕の用心棒」の巻

 アヘンで苦しむ村人からの魂の現状報告「このままではアヘンで村が死んでしまいます」に対して、「いたずらじゃねーか!?」と無下に扱う邦衛。今回の出番は、このツッコミと、最後の決戦においてすさまじい刀さばきでザコキャラを斬るくらいである。


「孤剣!首斬り弥五郎」の巻

 金ののべ棒を盗んだという無実の罪で追われているため吉。そのため吉に想いを寄せる女性は、事件を解決して欲しいと、目安箱に手紙を投入する。事情を探るため、坂上二郎はその女性をストーキング。「なるへそ、なるへそ」とこれまでのいきさつを把握する坂上。ここでため吉を罠にはめた悪人が登場する。御鷹組の一人、田中健が助けに駆けつけるが、ため吉はその場から逃げてしまう。
 事件解決するまでその女性は御鷹組に身を寄せることになった。それを聞いた邦衛。いつもよりさらに目がいちだんと細くなった。でっへっへ、でへ〜ッとはっちゃける。

 その後、剣豪の死を三船と共に見届けた邦衛。
 最後はズビュッ、グサッと悪人どもを斬りつけ事件解決。ため吉は女を幸せにすると誓うのであった。

   
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