『泣かせるあいつ』
(1976年、NTV)

信州・松本の味噌本舗の跡取り息子・俊平は神経質でナイーブ。俊平の父の愛人の子・鈴木雷太は、たくましく、照れ屋で人なつこい。この二人の異母兄弟の交流をコミカルに描いていく。次回の予告ナレーション・福留功男(田中邦衛、佐藤祐介、北林谷栄、檀ふみ、岩崎加根子、坊屋三郎、火野正平ほか)ドラマデータベースより
  第16回 九州で唄った私のからたちの花!
【01-1】 路上。邦衛を見つめる友人と弟



「独身生活が長かったか頭がおかしくなったんじゃね〜か?」
「現代人は多かれ少なかれ病んでるものよ」(友達評)

 
【01-2】 港。弟のバイクに乗る邦衛。空にはカモメが



「どうお? つまんねーモヤモヤなんてブッ飛んでしまうだろ!」
邦衛「あぁ…」


カゥ …カゥ…(バサバサバサ……)
邦衛「あ、カラス」

【01-3】 喫茶店。よう子と2人でコーヒーを飲む


コーヒーに砂糖を入れながら、邦衛「決まって朝7時に起きんだろ。夕方まで商売して、晩帰って飯食って寝る。月火、水木金土。毎日毎日よ。18年間よ。毎日毎日よ」


「おかしいよ、この絵」とまがってもいない額縁を斜めにする。
邦衛「いったい何のために生きてるんだろうと考えると、世の中わかんないのね」
よう子「それは不条理よ。フランスの作家カミュが…」
邦衛「へぇ、フランスにも俺みたいなのがいるの? だけど俺の不条理は普通じゃないのよ。なんつーか、ものすごい不条理なのよ」


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