田中邦衛研究所

サラブレッドインフォメーション

1999年1月~3月までの記録

主な出来事

欧州通貨統合スタート(1月1日)・米クリントン、不倫疑惑もみけしで弾郊裁判(1月7日)・ダイエー中内社長経営不振で退陣(1月20日)・厚生省バイアグラを承認(1月25日)・臓器移植実施、31年ぶり心臓移植(2月25日)・広島世羅高校校長自殺(2月28日)・ダイエー3000人削減、20店舗閉鎖(3月25日)・日産、ルノーと資本提携(3月27日)・ニューヨーク株史上初終値が1万ドル台(3月29日)

第48回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)―1999/1/5

新春の風にどんな夢を約束しよう。

新たな一年の始まり、それぞれが胸に秘める想いを誓う。
志は高く、望は大きく、栄光の瞬間へ走り出したい。
晴れ晴れと時代を拓く新春の風に、どんな夢を約束しよう。

毎年1月は、期待に胸が躍る月です。(大坪元)

第3回ガーネットステークス(GIII)―1999/1/10

初春に豪快に輝く宝石がある。

迫力に満ちた6ハロン、電撃のダート戦が初春を印象づける。
冬の王者を目指す勇士が、ガーネットの輝きを携え豪快に進む。

「ガーネット」とは、1月の誕生石のことです。(大坪元)

第39回京成杯(GIII)―1999/1/17

可能性という魅力を見せてくれ。

明け4歳の初陣を飾る栄光は、夢の舞台へと続いて行く。
焦るな、慌てるな、ひとつひとつ乗り越えればたどり着ける。
今は未完成でもいい、可能性という魅力を見せてくれ。

つい私は焦ってミスをしてしまいます。(大坪元)

第40回アメリカジョッキークラブカップ(GII)―1999/1/24

再び、英雄への一歩を踏み出す。

ここからどこへ、勇者は再び登り詰めようとしているのか。
強く、太い、輝きの矢を放ち戦い、人を魅了するがいい。
永遠の英雄への確かな一歩は、勝利の瞬間から始まる。

チャンスをつかむものこそが、英雄でもあります。(大坪元)

第16回フェブラリーステークス(GI)―1999/1/31

永遠に消えない蹄跡を砂に刻め。

心の底から沸き上がる情熱は、砂の王座へ真っ直ぐに向いている。
乾いた空気に張り詰めた想いは、譲れない瞬間で一気に解き放たれる。
激しさの時代、勝ち残る勇者だけが、永遠に帰せない蹄跡を砂に刻む。

譲れない瞬間、あなたにもありますか?(大坪元)

第49回東京新聞杯(GIII)―1999/2/7

やがて光に満ちた疾風となる。

輝きを求める一陣の風は、飛躍の時へと加速する。
その鋭く鮮やかな瞬きが、春への感触を漂わす。
抜け出す俊英、やがて光に満ちた疾風となる。

最後の文章、隠喩がいい感じです。(大坪元)

第33回共同通信杯4歳ステークス(GIII)―1999/2/14

経験と自信が次代の逸材を生む。

4歳春の夢につながる、経験という財産を蓄えたい。
この直線を先頭で駈け抜け、大望への自信を奪いたい。
府中にその名を記すことが、次代を築く逸材となる。

もっともっと、経験という財産を蓄えましょう。(大坪元)

第34回デイリー杯クイーンカップ(GIII)―1999/2/21

桜の噂がいち早く駈けめぐる。

ひと足早く春を告げる暖かな風のように、
少女は笑顔をふりまき、その才能を見せつける。
女王を予感させる華、今年も可憐に咲きます。

タイトルの「いち早く」が、より内容を高めています。(大坪元)

第17回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GIII)―1999/2/28

美風の薫りが春を包み込んでいく。

素質の花を開かせたひたむきさ、経験に実を結ばせたたくましさ。
いずれ劣らぬ美風の薫りが、中山の春をやさしく包み込んでいく。
語り継がれる気品の歴史に、新たな輝きがまた記されるだろう。

包み込む表現がすばらしい。(大坪元)

第36回報知杯弥生賞(GII)―1999/3/7

本格派の王道を駈ける意義がある。

生涯唯一の春、四歳の才覚は弥生の舞台で頭角を現す。
歴史が語る本格派の王道、渾身の走りで栄光へ駈け抜けろ。
強者として、ここから主役を張ることに意義がある。

舞台のど真ん中に立つことが、最高のロマンですね。(大坪元)

第73回中山記念(GII)―1999/3/14

次の夢を宣言する春が来た。

それぞれの春、その思惑が明かされる時が来た。
伝統にその名を記す喜びに、次なる夢を宣言するがいい。
勇者は未来へ、鮮烈に駈け出していくだろう。

夢、次の夢、その次の夢。もっともっと上を目指しましょう。(大坪元)

第48回フジテレビ賞スプリングステークス(GII)―1999/3/21

加速する情熱は止められない。

ハイセイコー、キタノカチドキ、ミホシンザン、ミホノブルボン・・・。
ここから一気に皐月の栄冠へと駈け昇った英雄に続きたい。
加速する情熱、燃える想い、もう誰も君を止められない。

顔ぶれが、すごく懐かしいです。(大坪元)

第47回日経賞(GII)―1999/3/28

伝統と意地は絶対に譲れない。

影を並べてもゴールの瞬間は、寸分たりとも譲れない。
淀の栄光を奪わなければ、築いた地位に満足出来ない。
盾を狙う好敵手たち、伝統と意地が交錯する春一戦。

影を並べても・・・から、ゴール前の接戦が浮かび上がってきますね。(大坪元)

著者

大坪元 雄(おおつぼげん いさお)

煽り解説でおなじみ。煽りニュース・煽りブックを経て、煽り評論家へ。あらゆる文章を、煽りの視点で分析する。「句読点が少し華奢に見える」など鋭いの着眼点は、キャリア40年が成せる業だろう。

競馬をもっと知りたいあなたへ・・・

外部リンク
外部リンク
外部リンク
コロガシ馬券 必殺一億円